国内自動車新車販売市場
上記の段落でも触れたとおり、国内の新車販売状況は緩やかながら下降傾向にあります。その中でも比較的好調なのが軽自動車販売市場です。全国軽自動車販売協会連合会が発表した2005年の上半期(1月~6月)の軽自動車新車販売台数は、前年比1.1%増でした。新車販売市場が落ち込む中で、上半期としては昨年に続いて過去最高を記録しています。過去最高を記録した昨年の反動から若干のマイナスになるという予測を覆し、昨年を上回りそうな勢いが続いています。この理由としては、各メーカーの新車投入による市場の活性化や販売競争が挙げられます。さらには所得の減少から燃費がよく税金・維持費がかからない軽自動車に消費者の目が向いてことが大きく挙げられます。

ヨーロッパ新車販売市場
ヨーロッパ自動車工業会の発表によると、2005年の上半期(1月~6月)の18カ国における新車販売台数は、前年同期比0.3%減の781万4272台でした。日本と同様に、横ばい傾向が続いています。新車を投入したBMWなどの好調さが目に付きましたが、日本メーカーの検討も目立っており、トヨタが3.2%増の41万4097台、ホンダが同10.1%増の12万8629台と好調なようです。

競争激化の新車販売
日本自動車販売協会連合会の発表によると、2005年上半期(1~6月)の新車販売台数(軽自動車除く)は、2.4%増の207万9080台と、2年ぶりのプラスに転じた。車種別にみると乗用車が3.5%増の179万7143台。その中でも、各メーカー各社の新車投入が続く小型車が7.3%増と好調なようです。
しかしながら、国内市場の新車販売市場は激化しており、最近ニュースでも話題になりましたが、各メーカーともにディーラーの販売体系を見直し、チャンネルを絞る動きが活発になっています。また、各メーカーの同型車同士の競合を激化しており、最近の消費者はインターネットを利用して見積もりを一括で取り寄せ比較する傾向なども影響しています。こうした傾向は今後も続くでしょう。また、乗用車以外の市場に目を向けてみると、東京モーターショーでも出展されるように、福祉車両や環境対策を施したエコロジーカーなどの販売は順調に伸びていますが、商用車は減少傾向にあります。経費削減の観点から、台数を減らしたりする企業や、商用車を所有せずに配送委託をする商店が増加傾向にあることなどが挙げられます。

新車市場と中古車市場
現在の市場では、実は新車の登録よりも中古車の登録台数が上回る傾向が続いています。では中古車市場の登録時期をみてみると、やはり新車の登録時期と同様に、3月の登録台数が他の月を大幅に上回り、約2倍の登録台数となっています。新車ディーラーと同じように、中古車ディーラーも3月決算が多いため、3月に車を購入される方が多いようですね。ちなみに中古車の登録台数は、大体新車の販売台数+5万台で毎月推移しているようです。ここ数年では、やはり新車市場と同様、経済的な事情や消費マインドの落ち込みもあり、緩やかに登録台数が下降傾向にあるようです。いずれにしても、国内自動車市場は飽和状態にあり、各自動車メーカー間のシェア・売り上げ競争は一層激化していくことでしょう。実際に、国内自動車メーカーの利益発表をみても、約7~8割は海外市場で稼いだものであるので、国内市場を今後の重要課題としているメーカーがほとんどです。

新車販売と購入のタイミング
新車が発表される時期と、購入のタイミングは決してイコールではありません。実際に購入を考えている消費者にとっても、新車への関心は高いはずですから、ディーラーとしても、そうやすやすと新車を値下げ販売することは避けているようです。
一般的に、近いうちにモデルチェンジやマイナーチェンジが行われる車種に関しては、値引きされやすい傾向にあるようです。当然のことではありますが、旧車種はできるだけ早く販売したいものです。
ではいかにそうした車種を購入することができるか考えていきましょう。一般的にモデルチェンジが近いといっても、ちらしや新聞広告などでディーラーが大きく宣伝することはありません。具体的な情報を得るためには、各ディーラーにお客様として登録し、DMなどで定期的に情報を受け取るケースや、インターネット上で会員に登録する方法がメインになってきています。あらかじめ購入を考えているクルマがある場合は、近所のディーラーでその旨を伝え、優先的に情報をもらうようにするのも一つの方法でしょう。
いずれにしても、新車がでたからといって購入を考える前に、同じタイプの競合メーカーの車種や、少々型落ちでも構わないのなら、そちらを狙ってみるのが一つの方法です。