モデルチェンジのタイミング
一般的に国内メーカー車における1車種のモデルチェンジのサイクルは、約4年と言われています。
当然ブランドや車種により多少の違いはありますが、4年ごとにフルモデルチェンジされた車が登場してくるわけです。フルモデルチェンジ車はほとんど新型車と変わりはありません。そして、発表からさらに2年後に、マイナーチェンジが行われます。これは、グレードの変更による価格体系の見直しや、外観の見直しによるデザインの変更などです。これにより、新鮮なイメージをアピールし、販売のてこいれが行われ、息の長いシリーズ車が生み出されていきます。

海外メーカーの輸入車の場合、国内メーカーと比較してモデルチェンジのタイミングが長く、おおよそ7年~8年のサイクルで、フルモデルチェンジが行われているようです。もちろんメーカーや車種による違いはあります。日本車ほど細かい使仕様の変更をしないカルチャー的な面と、一部の高所得者層を除き、さすがに高級輸入車の買い替えは簡単にはできないといった背景もあるのではないでしょうか。

新車の発表時期
では一年間に国内では、どのくらいの新車が発表されているのでしょうか。2004年の一年間で発表された台数は、新型車・フルモデルチェンジ車で42車種。追加車・マイナーチェンジ車では、なんと348車種にもなります。平均すると、1ヶ月に30台もの新たな新車が販売されていることになります。(国内で発表された、海外メーカー車も含む。)2005年上半期(1月~6月)では、新型車・フルモデルチェンジ車で23車種。追加車・マイナーチェンジ車で133車種になります。統計からもわかるように、圧倒的に追加車・マイナーチェンジ車の発表台数が多くなっています。発表時期に季節的な要因はありませんが、登録台数には季節的な要因が見受けられるようです。それについては、以下で述べていきます。

新車の登録時期
では、発表される時期と比較して、実際に登録される時期をみていきましょう。この登録時期には、季節的な増減が見受けられます。

ここ数年間の、各月毎の新車の登録台数推移を見ていきましょう。他の月に比べ、3月の登録台数が、約2倍になっています。これは単純に、実際に新車を販売する多くのディーラーの決算月が3月にあたるため、一台でも多く販売するために、値下げ金額が大きくなりやすいということが一因にあるでしょう。各ディーラーの売り上げ目標は、各営業マンの目標に落とし込まれるわかですから、やはり1台でも多く販売したいのが心情のようですね。最近はインターネット上や様々なカー雑誌に値引き目標といった数値や情報が出ていることも多く、値下げを要求するお客様が増えているようです。まさにディーラー泣かせといってもいいでしょう。この傾向は日本だけでなく、車先進国であるアメリカでも動揺の傾向があるようです。また、若干ではありますが、3月以外にも9月決算やボーナス商戦時期にも、同様の盛り上がりが見られます。実際に新車を購入されたことのある皆さんは、ご経験があるのではないでしょうか。今後もこの傾向は続きそうですね。

また、海外メーカーの輸入車の登録台数ですが、1996年をピークに年々減ってきています。1996年のピークから1998年の2年間ではなんと4割も登録台数が減少しています。実はこれには経済的環境の変化による大きな理由があります。主な理由として、為替レートの円安傾向による輸入車の価格高騰、日本のバブル経済の崩壊などがあります。また、湾岸戦争などの影響も否定できません。しかしながら、その後の1998年から2004年にかけては、ほぼ横ばい、現状維持の登録台数で推移しています。また、最近の傾向としては、輸入中古車の登録台数が増加傾向にあります。
輸入車登録の減少幅は少なくなってきていますが、国内市場における輸入車のシェアは徐々に低下傾向にあるようです。

海外輸入新車・国別登録状況
ここでは、国別海外メーカーの輸入車登録台数を見ていきましょう。車好きではない人も、よく街を走っている輸入車を思い浮かべれば、なんとなくイメージが湧くのではないでしょうか。国別登録台数を見ていくと、2004年では、なんと約64%をドイツからの輸入車が占めており、次に続くのがアメリカの約6%です。日本国内の輸入車シェアを圧倒的にドイツ車が占めています。ご存知の方も多いかと思いますが、代表的なドイツ車メーカーには、BMW、メルセデス、フォルクスワーゲン、ポルシェ、アウディといったおなじみのメーカーがならんでいます。この傾向は数年前から続いており、ドイツ車の人気の高さはずば抜けたものがあります。

日本国内でドイツ車の人気がある背景としてよく言われるのが、車体が頑丈であること、高速性能に優れる。そして高級車としてのステータスシンボルが高い、ことがあげられます。基本的にメンテナンス、車両維持に国産車よりも高い金額がかかるので、あまり経済的とはいえません。高い性能ということもありますが、おそらく大部分の方がステータスシンボルとして、ドイツ車を購入されるのではないでしょうか。

また、国内の県別輸入車新規登録台数(2004年)ですが、やはり1位は東京都で、45,529台、続いて神奈川県の26.639台となっています。意外にも3位は愛知県で、22.559台。トヨタ自動車のお膝元の県にも関わらず、大阪、福岡といった府県を抑えて上位に食い込んでいます。逆に少ない県は、島根の670台、鳥取の708台、佐賀の911台となっており、この3県が、1,000台を割っています。圧倒的に大都市圏を擁する県の登録台数が多くなっています。